2016年12月、ずっと願っていた犬種・ジャックラッセルテリアを、ついに我が家へ迎えることができました。
もともと我が家は犬が大好きで、昔は何頭も一緒に暮らしていました。しかし気づけば、20年ほどの間、犬のいない生活が続いていたのです。「また犬と暮らしたい」という思いは常にあったものの、なかなか運命の出会いに恵まれませんでした。
そんな中、ついにジャックラッセルテリアとのご縁が訪れます。今回は、その出会いの経緯や、迎え入れた時の気持ち・印象についてお話ししたいと思います。
なぜジャックラッセルテリアなのか?
飼いにくいと言われているが
ジャックラッセルテリアといえば、「飼いにくい犬種ランキング」で名前が挙がるほど扱いが難しいと言われることがあります。そんな犬種をなぜ気に入ったのかというと、きっかけはあるテレビ番組でした。タレントの照英さんが愛犬のジャックラッセルテリアを楽しそうに紹介しており、その姿に強く心を惹かれたのです。
「一緒に思いきり遊べる犬がほしい」──そんな思いをずっと抱いていました。運動量が多く、ボール遊びや走り回る姿を見ていると、ただ散歩をするだけではなく、日々の楽しみを一緒に共有できる犬種だと感じました。そして何より、とにかく可愛い。
確かに、ジャックラッセルテリアは小型犬とは思えないほどパワフルで、気性もやや強いイメージがあります。運動量も「半端ない」と言われるほどです。
しかし、調べてみると、しっかり運動さえしてストレスを溜めなければ、特別に「飼いにくい」というわけではないことが分かりました。むしろ、エネルギッシュで一緒に生活するのが楽しい犬種だと気づかされました。
家族も同調
家族も以前から「犬がほしいね」と話してはいたものの、どの犬種がいいかまでは特に決めていませんでした。そんな中、私が犬の話になると「ジャックラッセルテリアがいいな」と言い始めた頃から、気づけば家族も「ジャックいいよね」と同調するようになっていました。
内心、家族は「最終的な決定権は私にある」と思っていたのかもしれません。だからこそ、私が気に入っている犬種なら迎え入れる流れになるだろう、と感じていた節もあります。
そしていつの間にか、買い物へ行ったときにペットショップがあると、家族全員が自然と「ジャックはいるかな?」と目で探すようになっていました。そうして少しずつ、我が家の心がジャックラッセルテリアへ傾いていったのです。
出会いの日
今日出会えたら飼おうと決めていた
その日、私たちは物置きを買うためにホームセンターへ向かいました。その年の春に家を建て替え、新しい住まいでの生活もようやく落ち着き、無事に新年を迎えられる頃でした。そんな余裕もあってか、私の心のどこかには「もしかしたら、今日あのホームセンターでジャックラッセルテリアと出会えるかもしれない」という期待がありました。もし良いご縁があれば迎え入れよう──そんな気持ちで向かったのです。
実はその2週間ほど前にも下見に行き、ジャックラッセルテリアを見かけていました。しかし、その時は少しイメージと違っていて、私自身の気持ちもまだ固まりきっていませんでした。「今じゃないのかも」と思い、一度は見送っていました。
家族の願いもあって
目的だった物置きは、事前に決めていたものをそのまま購入し、支払いと設置の手続きを進めていました。すると、手続きの途中で妻が慌てた様子でやって来て、「ジャック!ジャック!すごく可愛い子がいるの。終わったら早く来て!」と興奮気味に声をかけてきました。
手続きを急いで終え、すぐにペット売り場へ向かうと、妻はすでにゲージや必要な用品を物色していました。その様子を見た瞬間、「これは本気だな」と直感しました。
仔犬たちが並んでいるコーナーへ行き、ジャックラッセルテリアを探すと──いました。思わず声が漏れるほど愛らしい子が。息子や兄も集まり、店員さんにお願いして抱かせてもらうことに。
最初に私が抱いたのですが……もう、その瞬間に心をつかまれてしまいました。久しぶりに仔犬を抱いたということもあったのかもしれませんが、腕に乗ったその小さな温もりに、一気に愛着が湧いてきて、胸の奥で「もう決まりだ」と確信しました。
──うちにおいで。
そう心の中で語りかけていました。
ジャックが家へ
念願のジャックの子犬がやって来た!
ショップでは、エサの与え方や育て方など、細かな説明を一つひとつ受けました。その内容を聞きながら、私たちの心はすでに「家族として迎える準備」に切り替わっていました。急いで必要な用品も買いそろえ、いよいよ家へ連れて帰る時がやってきます。
小さなダンボール製のキャリーに入れられたジャックラッセルテリアを車に乗せ、家に到着した瞬間──胸が熱くなりました。「ジャックと暮らす日が本当に来たんだ」と、夢のようで信じられない気持ちと、現実にここにいてくれる感動が入り混じっていました。
家族みんなが笑顔になっている。その姿を見ると、この小さな命が私たちにどれほど幸せを運んできてくれたのかがよく分かります。
「うちに来てくれて、本当にありがとう。」
心から、そう思える瞬間でした。
これからの楽しみとしつけ
新しい家族が増え、これからの生活が楽しみで胸が高鳴る一方で、実は長い間犬を飼っていなかったこともあり、最近の「犬の常識」にすっかり疎くなっていました。
予防接種の種類、フィラリアやマダニ対策など、ひと昔前とは比べ物にならないほど進化していて驚かされました。また、しつけの面でも、ジャックラッセルテリアの特性を考えると「しっかり向き合わなければ」と感じ、毎日のように調べて学びました。
そして最終的に選んだしつけ方が“森田誠流”でした。エサを使ってコントロールする方法ではなく、飼い主の大きな愛情の中で、犬が自然と従う心を育てるという考え方です。(詳しい内容は別の記事で書く予定です。)
そんな努力もあり、この子が来てから我が家の日常は大きく変わりました。家の中が明るくなり、笑顔が増え、まさに「家族が増えた喜び」を実感しています。
世間では“飼いにくい犬種”と言われることもありますが、今のところそう感じたことはほとんどありません。性格はとても明るく、無駄吠えもなく、人が大好きでとにかく懐っこい。ただひとつ心配なのは──誰にでもついて行ってしまうこと。そこだけは気をつけないといけませんね。
いつまでも、少しでも長く一緒にいたい。
そんな大切な仲間です。

まとめ
20年ものあいだ空いていた“犬のいる暮らし”の空白を、この小さなジャックラッセルテリアが一瞬で埋めてくれました。
ホームセンターで偶然出会ったあの日。
そっと腕に抱いた瞬間に感じた温かさと鼓動は、まるで「ここがあなたの家だよ」と語りかけてくれているようでした。
それからの毎日は、本当に不思議なくらい明るくなりました。
家の中に笑い声が増え、家族の会話が増え、心の中にぽっかり空いていた場所が満たされていくのを感じています。
世間では “飼いにくい犬種” と呼ばれていますが、私にとっては、ただただ愛おしく、素直で、人が大好きで、すぐに心を許してくれる優しい子です。
確かに大変なこともありますが、その何倍も、“一緒に生きている幸せ”を感じさせてくれます。
あの日、私たちの家族になるために来てくれたこと。
あの小さなダンボールの箱の中から、私たちを見上げてくれたこと。
そのすべてが、今では宝物のような思い出です。
これから先の時間も、少しでも長く、この子と笑い合いながら過ごしていけますように。
出会ってくれて、本当にありがとう──。

