新しい家族として迎え入れたばかりのジャックラッセルテリア。
毎日が発見の連続で、家の中が一気に明るくなりました。
ところが、その幸せに包まれた日々のなかで、ひとつだけ気がかりなことがありました。迎えた当初から、右前足に少し毛が薄い部分があったのです。
「成長とともに自然に治るだろう」 しかも、ショップの方にも言われたし、
そう思って見守っていましたが、1か月経っても改善せず、むしろ少しずつ広がっているように見えました。
不安を抱えたまま迎えたワクチン接種の日。
病院で診てもらった結果、告げられたのは 細菌性の膿皮症 という診断。
喜びいっぱいで迎えたはずの子が病気だったなんて…。
胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちと、ショップへのやりきれない思いが同時に湧き上がってきました。
細菌性の膿皮症
購入時のショップの説明
実はこの右前足の異変には、迎え入れる前から気づいていました。
ショップで抱かせてもらったとき、うっすらと毛が薄くなっている部分が見えたのです。
気になって店員さんに尋ねてみると、
「ストレスですね。病気ではありませんし、時間が経てば自然と治りますよ」
と説明されました。
その言葉に、私も家族もすっかり安心してしまいました。何より、もうすでにこの子のことが気に入っていたので、深く疑うことなく受け入れてしまったのだと思います。
しかし、家に迎えてから様子を見ていると、薄かった部分が少しずつ広がってきてしまいました。「これはさすがにおかしい」と感じ、ワクチン接種のタイミングに合わせて、しっかり診てもらうことにしたのです。
病院での結果
初めての動物病院へ行く日は、私も少し緊張していました。
久しぶりに仔犬を迎えたこともあり、昔との常識の違いや、今どきのケア方法についてほとんど分からないままの手探り状態。
「この子に何をしてあげればいいんだろう…」という不安も心のどこかにありました。
そんな気持ちで来院したところ、どうやらジャックラッセルテリアの子犬は珍しかったのか、先生が他のスタッフさんたちを呼んで、みんながうちの子を見に集まってきました。
「かわいいですね!」と声が上がり、正直ちょっと自慢げな気持ちにもなりました。
肝心の診察では、気になっていた前足の皮膚を採取して詳しく調べてもらいました。
その結果――診断は「細菌性の膿皮症」。

先生の話では、ペットショップや移動中など、多くの犬が同じ空間にいる環境では、このような皮膚トラブルが感染しやすいとのことでした。
「お薬を飲めば、早いうちに良くなると思いますよ」
と言われ、やっと胸を撫で下ろしました。
ショップへの苦情
苦情の電話
診断結果を聞いたその日のうちに、私はすぐショップへ連絡を入れました。
というのも、あの時店員さんから言われた言葉がずっと引っかかっていたからです。
「ストレスですね。病気ではありませんし、時間が経てば自然に治りますよ。」
——しかし、実際には“細菌性の膿皮症”。しかも日を追うごとに広がっていたのです。
電話では、病院での診察内容と診断結果を丁寧に説明しました。ところが店員さんは、何とかその場をやり過ごそうとしているような、曖昧な返答ばかり。その態度に私の怒りはさらに強くなってしまい、結果として、かかった治療費と割引分の返金を求める形になりました。
最終的には店員さんも状況を理解したらしく、私の要求に応じてくれました。
ただ、完治までどれくらいかかるかはまだ分からないため、経過を見て再度連絡する、という形で合意しました。
ようやく完治
それから二週間ほど経った頃、あのツルンとした部分に、少しずつ産毛が戻り始めました。
病院でも「あと一週間ほどでお薬も必要なくなるでしょう」と言われ、胸がふっと軽くなったのを覚えています。
先生の言葉どおり、その後一週間ほどで毛はすっかり生えそろい、思わず「やった!」と声が出るほど嬉しい気持ちになりました。
完治したことをショップへ連絡し、治療費と割引分の金額を伝えると、無事入金があり、ようやく長かった一件に幕を下ろすことができました。
いまはもう、あのときの不安が嘘のように元気いっぱい。
毎日のように「ごはんちょうだい」と可愛くねだってくるこの子の姿があります。
なあ、ハル。
――そう、この子の名前は「ハル」。男の子です。
これからよろしくお願いします。

まとめ
迎え入れたばかりのハルの右前足にあった、わずかな薄毛。
「ストレスで自然に治る」と言われたものの、悪化していく様子に不安が募り、病院で「細菌性の膿皮症」と診断されました。
ショップへの連絡や治療など、大変なこともありましたが、薬が効き、少しずつ毛が戻りはじめたときの安心感は今でも忘れられません。
そして、完治したときの喜びは、本当に大きなものでした。
今では毎日元気に「ごはんちょうだい」と甘えてくる、可愛い家族。
ジャックラッセルテリアの ハル(男の子) です。
小さな不安を乗り越えて、ようやく本当の“家族の始まり”を迎えることができました。
これからも、ハルの成長を温かく見守っていただけたら嬉しいです。


